Number Paint

ゲーム開発者が開発者の目線で、このゲームの面白さを分析していきます。
なお、面白さのポイントについては、ゲームデザイナーJey.P.さんのブログの考え方に基づいて分析していきます。

私自身、この方のブログを読んでから、面白さへの解像度が上がった気がするので、一読をお勧めします。

<Jey.P.さんのブログはこちら>

ゲームの概要

一筆書きのように数字をつないでいくゲーム。
数字はところどころ見えなくなっており、周りに配置されている数字から場所を推測していくことになる。
なお、数字と見えなくなっている部分は毎回ランダムに配置される。
また、数字をつなげた場所には色が付き、全部数字をつなげると一枚の絵になるという仕組みになっている。

このゲームの新しいところ

一筆書き、数字合わせ、塗り絵という既存の遊びを組み合わせて、新しいゲームとしたところ。
どれも子供の頃に一度は遊んでみたものだと思う。
そう考えると、子供の頃に遊んでいたものを思い出し、組み合わせてみると新しいゲームになりそうなか気がする。
しりとり × ○○
連想ゲーム × ○○
とかのように、組み合わせを考えてみてもいいと思う。
もしくは、絵しりとりをオンラインでプレイできるようにして成功した、イラストチェイナーとかの例もあることから、子供の頃にみんなで遊んで楽しかったものを、オンラインでプレイできるようにする、という企画もいいかもしれない。

または、定番ゲームに何かを組み合わせるという考え方でも良さそうだ。
数独 × ○○
クロスワード × ○○
イラストロジック × ○○
とか。
クロスワードにRPG要素を組み合わせて成功した、コトダマンの例もある。

面白そうに見えるポイント

売れているゲームのスクリーショットは、このゲームではこんな体験ができますよ、というのを表していることが多い。
その中で、このゲームでは体験をデフォルメして表示している。
デフォルメされていることによって、どんな体験ができるのかというのがより想像しやすくなっている。
デフォルメは、厳密に言えば、プレイヤーがゲーム内で体験できる要素と少し違うことになるため、アップルの審査で落とされそうな気もするが、これくらいのデフォルメなら許されるらしい。
まあ、審査員ガチャで厳しい人に当たると落とされる可能性もあるが。
とりあえず、「体験のデフォルメ」というのは、見せ方の一つとして、自分の引き出しに入れておいても良さそうだ。

面白いポイント

メイン 研究 × 成長と達成

数字の小さいものから順につないでいくのだが、数字の分からない部分があるため、周りの配置から推論してつないでいくことになる。
この推論が研究にあたるかと思う。
この「周りの配置から答えを導く」というのは、企画作りに役立ちそうだ。

そして、パズル要素に絶対的に必要な成長と達成要素。
これがないと、プレイヤーは自分の解いているパズルが、どの程度完成しているかわからない。
完成するかがわからないので、終わりのない作業をやらされている感覚になり、プレイをやめてしまう。
なので、パズルゲームにおいて、途中経過をわかりやすくする、というのは非常に重要なポイントになる。

ターゲットユーザーとペルソナ

ターゲットユーザー

脳の活性化を図りたい50代前半男性

ペルソナ

• 名前:田中 和彦(たなか かずひこ)

• 年齢:52歳

• 性別:男性

• 職業:中小企業の営業マネージャー

• 居住地:埼玉県(郊外の一軒家)

• 家族構成:妻(専業主婦)、大学生の娘、高校生の息子

性格・価値観

• 仕事は真面目に取り組むが、最近は定年後の生活についても考えることが増えている

• 家族との時間を大切にするタイプで、休日は妻と散歩やカフェ巡りを楽しむ

• 健康意識が高いため、脳トレや軽い運動を習慣にしている

まとめ

結論。
子供の頃に遊んだことって、どんな年代の人も一度は遊んだことのある、というものばかりだと思うし、最強の遊びなのかもしれない。
掘り下げて考えてみても良さそうだ。

Number Paint: Color Puzzle
Number Paint: Color Puzzle
開発元:Pine Games Teknoloji Anonim Sirketi
無料
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